屠殺の園
女装少年、フタナリ、男色…ここは地の果て最前線。
誰が呼んだか、屠殺の園。
花の名をもつ少年、傾国の美少年、忠実なしもべの美青年…辺境の地で彼らはまぐわり、やがて果て、そして旅立つ。
女装専門ブランドCatearと奇才HAINが贈る、性倒錯エロティシズムストーリー。
いつかの時、どこかの世界。
数多の群雄が自らの素晴らしさを掲げようと割拠し、命を眩く煌かせた。
戦士製造の練兵場。
親しみと侮蔑を込め、聳え立つ学び舎は屠殺の園と名付けられた。
極北の学園、その深淵に住み潜む異様の一団が在った。
毒の中に在ってさえ毒々しい鼻摘み者の集団、識外の背徳に染まった規格外品。
そんな少女(ヒロイン)達へと捧げられた、これは賛歌と鎮魂歌。
いつか思いの抱かれる事を願い、この記録を後の世に託す。
鮮烈に輝いた人々の闘争を、儚くも美しい心からの言葉を、生き様を。